トラウマの改善策

まわりがサポート

トラウマは症状によってはなかなか一人では改善できるものではありません。トラウマを抱えている人は、その事柄に対して必要以上に過敏になっていますので、ちょっとした周囲の人たちの心ない発言でトラウマが発症してしまったりもします。そのため、なかなか解消しようにも時間が解決するというものでもないのです。

また、トラウマというのは、明らかに誰もが分かるようなトラウマであるならば、サポートする事ができるのですが、原因によっては周りの人からみるとすぐにわかるようなものではありません。阪神淡路大震災や東日本大震災などの災害や、殺人事件・自殺・事故などのあとはトラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる可能性が高いとして、警察や精神科医などが気をつけてサポートしてくれるものですが、人間関係や恋愛のトラウマとなると周りにすぐわかるものではありません。また、他人だけでなく本人すらも気づいていないトラウマもあるのですから。

それに気がついてあげられるのは、いつも近くにいる家族や親しい友人です。少なからず何かの変化はあるものですので、それを理解してあげることです。だからといって特別扱いすることもトラウマを悪化させてしまう事にもなりかねません。人間不信になっている人に対しては、そばにいてあげるだけで効果があります。もし症状が酷い場合にはカウンセリングや心療内科を受診するのをすすめるのもいいのですが、その言い方も気をつけなければいけません。簡潔に「病院に行った方がいい」といってしまえば、「やっぱり自分はおかしいんだ」と思いますます気持ちが落ちて行ってしまうこともあります。そんな時には気軽に「私もなんかおかしいところあるから、一人で受診するのは怖いから、もしあなたにも思い当たる節があったら一緒に受診してくれないかな」などというように誘うのもいいかもしれません。

また、トラウマを抱えている人にとっては、人間不信のため相談もしないという人もいます。自分が人間不信に陥っていると感じた場合には、思い切って誰かに助け船を出す事も大切です。世の中には性格の悪い人や、自分の事を悪く思っている人ももちろんいるかもしれません。ですが、それ以上に自分を思ってくれる人はいますし、親身になってくれる人は必ずいるのです。たまたま相談した人が悪かったということもありますので、怖がらず何人かに相談をすれば、必ず味方は出てくるものですので、そういった努力をしましょう。

また、サポートしてあげる側も、なんていう言葉をかけたらいいのかわからない場合もあります。そんな時にはカウンセリングや心療内科の先生に対処方法を聞くというのも大切です。