トラウマの基礎知識

トラウマの認知度

トラウマという言葉は、今や様々なテレビドラマや映画などの中で使われてきているため、多くの人に認識されてきているようです。ですが、言葉自体は認識していても、それが引き起こす病気や症状に関してはあまり認知度が高いとは言えないようです。実際、阪神・淡路大震災や東日本大震災においてはかなりのトラウマになるであろうと認識はかなり多くあるようで、また、子供のころに受けた虐待やいじめ、目の前で両親や大切な人が殺された、自殺したなど死を目の当たりにしたという場合にもトラウマになるという認識もあるようです。

ですが、現実的にそういった事件や災害というのはそうそうあるものでもありません。そのため多くの人は身近でそういったトラウマを持っているという人は、いないと思っている人が多いようです。

ところが、トラウマとなるのはそういった大事件や災害だけではありません。トラウマとなるのは、背が小さい、顔が大きい、くせ毛、ほくろ、など容姿に関してのトラウマや、男性から酷い仕打ちを受けた、付き合っていた異性に裏切られた、など恋愛関係のもつれなどもトラウマとなる事が多いです。そういった個人的に受ける衝撃に関しての認知度はとても低いと思われ、またその感じ方も個人差がありますので、気がつかないうちに酷い事をしてしまうという事もあるのです。

多くの人が笑って流せることであっても、人によっては心に深い傷を負ってしまう事もあるのです。そういった場合には、『たかがこれくらいのことで・・・』と思い、ついほったらかしにしてしまう事もあります。その傷を受けた人は誰も自分の事をわかってくれないと思い、うつ病になったり自暴自棄になったりしてしまう事もあるのです。

トラウマは人によって、受け方が違いますので、それをしっかり認識して周りの人がサポートしてあげる環境が必要なのです。そのためにももっとトラウマに関する知識を高め、認知度を上げなければなりません。